チュートリアルのご案内

チュートリアルA-1

開催日時 2025年11月12日(水) 10時00分 ~ 12時00分 ※受付開始9時30分
開催会場 D会場(アクリエひめじ 4階 401~403) ※シアター形式
オーガナイザー 花田 英輔
主催団体 
(オーガナイザー所属)
佐賀大学理工学部数理・情報部門
テーマ 医療機関における無線通信環境の構築にむけた方策
座長 花田 英輔(佐賀大学)
演者 色部 俊昭(総務省 総合通信基盤局)
花田 英輔(佐賀大学 理工学部)
湯浅 篤哉(大林組 営業総本部)
上田 茂久(大阪府建築士会)
喜田 泰史(神戸中央市民病院)
参加申込方法 当日登録
事前参加申込URL  
参加費 無料
医療情報技師ポイント 有(1ポイント)
概要 今や、医療機関や老人健康施設、さらには在宅医療においてもICT化が進み、 特に無線通信はその基盤として確実に導入が進んでいる。しかし運用上のトラブルは後を絶たない。業務用無線通信にトラブルが生じると、患者のバイタルサインの異常検知遅れ、ベッドサイドからサーバへのアクセス(患者情報の参照及び入力)不可など、患者安全と労働効率に対する脅威となりえる。また、患者向け無線LANの整備要求が高まっていると共に、不正侵入などセキュリティに関する事案も多くみられる。
電波環境協議会(Electro-Magnetic Compatibility Conference、EMCC)は総務省と協力し、令和3年7月に「医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き」(以下、「手引き」)の改定版を発行した。この手引きは、医用テレメータ、無線LAN、携帯電話を中心として、安全な導入と運用のための情報と、病院側に求められる管理体制についてまとめている。また、改定版では無線LANについてはテザリングの取り扱い、携帯電話関連では5Gへの対応、院内PHSの今後の方向性などが追加されている。一方、日本建築学会はEMCCと協力して「医療機関における電波利用機器に配慮した建築ガイドライン・同解説-医用テレメータ編-」を令和3年9月に発刊した。このガイドラインは医用テレメータ設置にかかる計画・導入・運用における注意点をまとめている。この内容は無線LANの計画・導入・運用においても準用できる。さらに電波環境協議会は、令和7年6月に「医用テレメータの電波管理実践ガイド」を発行した。
本セッションは、これら手引き等の内容を紹介し普及を図るべく、また、病院建築において安全・安心に活用可能な無線通信導入を行うための知識を周知すべく、総務省近畿総合通信局と共同でシンポジウムを開催するものである。これらの内容紹介と共に、近畿地域においてこれらに関する情報提供、課題解決に向けて医療機関、関係団体、行政で連携して取り組む体制(近畿地域の医療機関における電波利用推進協議会)とその活動の紹介、臨床の現場や教育の現場からの要望及び事例紹介を予定する。本シンポジウムを通して、無線通信にかかる問題点と安心・安全な運用方法とその事例が周知され、患者安全と作業効率の向上が図られることを望むと共に、今後起こり得る問題についても議論する。

チュートリアルA-2

開催日時 2025年11月12日(水) 10時00分 ~ 11時30分 ※受付開始9時30分
開催会場 F会場(アクリエひめじ 4階 407) ※シアター形式
オーガナイザー 岡田 美保子
主催団体 
(オーガナイザー所属)
一般社団法人医療データ活用基盤整備機構(IDIAL)
テーマ 臨床検査項目分類JLAC11 - 基礎から最新動向まで
座長 岡田 美保子(一般社団法人医療データ活用基盤整備機構 (IDIAL) )
演者 岡田 美保子(一般社団法人医療データ活用基盤整備機構 (IDIAL) )
河井 ひとみ(一般社団法人医療データ活用基盤整備機構 (IDIAL) )
内山田 健次(一般社団法人医療データ活用基盤整備機構 (IDIAL) )
堀田 多恵子(国際医療福祉大学成田病院)
参加申込方法 事前登録
事前参加申込URL https://www.idial.or.jp/event_jcmi45-tutorial.html
参加費 無料
医療情報技師ポイント 有(1ポイント)
概要 医療DXの推進において医療情報の用語・コード標準が注目される中、臨床検査に関しては、厚生労働省「電子カルテ情報共有サービス」において検査43項目、感染症5項目に臨床検査項目分類標準JLACを用いることとされている。信頼性あるJLACの普及推進、JLACコードの策定・維持管理、医療施設等におけるJLAC導入支援のため、JLACセンターが設置され、2024年4月から本格稼働を開始した。JLACセンターでは付番(新規の試薬等にJLACの要素コードを定めること)や、医療機関の採番(施設内検査項目にJLACコードを割り当てること)の支援、問合せへの対応、研究グループ等からの相談・要請への対応などを行っている。2025年度は厚生労働省より臨床検査マスター維持管理業務ならびに電子カルテ情報共有サービス用JLACコードリスト提供業務を受託するなど、この一年のJLACセンターへの要請は想定をはるかに超えるものとなっている。
医療DXで期待される臨床検査データの一次利用、二次利用のためには医療機関へのJLAC導入が求められる。本チュートリアルでは、最初に厚生労働省によるJLAC11の採用などの最新動向、JLAC11の付番スケジュール、JLAC11の展開に向けての課題について述べ、続いてJLACセンターの活動と果たす役割について紹介する。続いて、JLAC11を医療機関で正しく採番していただくための解説を行う。さらに、医療現場へのJLAC導入について、国際医療福祉大学成田病院・堀田先生より講演いただく。医療機関、システムベンダー、検査センター、臨床検査に係る団体等、他ご関係各位には、ぜひともご参加いただきたい。

プログラム
1. JLAC11を取り巻く動向とJLACセンターが果たす役割
  岡田美保子、河井ひとみ(IDIAL)

2. JLAC11の正しい採番のために
  内山田健二(IDIAL)

3. 医療現場における導入方法
  堀田多恵子 (国際医療福祉大学成田病院)

チュートリアルA-3

開催日時 2025年11月12日(水) 10時00分 ~ 12時00分 ※受付開始9時30分
開催会場 G会場(アクリエひめじ 4階 408) ※シアター形式
オーガナイザー 檀原 一之
主催団体 
(オーガナイザー所属)
日本HL7協会
テーマ HL7主要規格基礎セミナー
座長 檀原 一之(日本HL7協会 情報教育委員会委員長)
演者 木村 通男(日本HL7協会会長 川崎医療福祉大学特任教授)
鏑木 善誉(富士フイルム医療ソリューションズ株式会社)
尾崎 孝史(保健医療福祉情報システム工業会 検査レポート検討WG)
小山内 尚(富士通株式会社)
参加申込方法 事前登録
事前参加申込URL 現地開催(セミナー会場)をお申込みの場合:
https://www.hl7.jp/seminar_entry/00255(10/14から有効)
Web配信をお申込みの場合:
https://www.hl7.jp/seminar_entry/00256(10/14から有効)
参加費 無料
医療情報技師ポイント 有(1ポイント)
概要 医療情報の相互運用性を向上させるための基礎セミナーを開催します。このセミナーでは、HL7の主要な標準規格であるHL7 V2、HL7 CDA(Clinical Document Architecture)、HL7 FHIR(Fast Healthcare Interoperability Resources)の基礎について解説します。HL7 V2は、医療情報の交換に広く使用されているメッセージング標準であり、HL7 CDAは臨床文書の標準化を目的とした規格です。HL7 FHIRは、最新の相互運用性標準であり、迅速かつ効率的なデータ交換を可能にします。医療情報システムの開発者や医療機関のIT担当者にとって、これらの標準規格の理解は不可欠です。
皆様のご参加をお待ちしております。

■プログラム
1.HL7 FHIRの背景
日本HL7協会会長 川崎医療福祉大学特任教授木村 通男
【概要】
HL7協会の最新の活動状況、最新のFHIRに関する国内外の動向について解説します。

2.HL7 V2の基礎
富士フイルム医療ソリューションズ株式会社鏑木 善誉 先生
【概要】
HL7 V2の歴史と進化、V2メッセージングの基本構造、医療情報交換におけるV2の役割と実際の使用例について解説します。

3.HL7 CDAの基礎
保健医療福祉情報システム工業会 検査レポート検討WG尾崎 孝史 先生
【概要】
CDAの概要と目的、CDA文書の構造とコンポーネント、臨床文書の標準化とその利点について解説します。

4.HL7 FHIRの基礎
富士通株式会社小山内 尚 先生
【概要】
FHIRの基本、そしてデータ交換のシナリオについて認証機構を含むAPIであるSMART on FHIRをベースに解説します。

チュートリアルA-4

開催日時 2025年11月12日(水) 13時50分 ~ 15時50分 ※受付開始13時20分
開催会場 D会場(アクリエひめじ 4階 401~403) ※シアター形式
オーガナイザー 林 裕樹
主催団体 
(オーガナイザー所属)
日本IHE協会
テーマ IHEチュートリアル「ここまで進んだIHE  ―IHE UPDATE 2025―」
座長 安藤 裕(日本IHE協会・埼玉メディカルセンター)
林 裕樹(日本IHE協会)
演者 林 裕樹(日本IHE協会)
関 昌佳(日本IHE協会)
塚本 信宏(日本IHE協会)
林 裕樹(日本IHE協会)
塩川 康成(日本IHE協会)
島西 聡(日本IHE協会)
参加申込方法 当日・事前登録
事前参加申込URL https://ihe-j.sakura.ne.jp/event-info/modules/eguide/event.php?eid=111
参加費 無料
医療情報技師ポイント 有(1ポイント(予定))
概要 医療情報システムの守備範囲が拡大し、医療情報システムは複数のベンダが提供する複数のシステムが稼動するマルチベンダ化が進んでいます。Integrating the Healthcare Enterprise(IHE)は、このような環境で発生する諸問題を解決するために1999年に北米で誕生し、日本では2001年にIHE-Japanが設立され活動しています。

IHEは、病院情報システム(HIS)、放射線部門システム(RIS)、医用画像管理システム(PACS)、検査部門システム (LIS)などの医療情報システムの相互運用性(情報の連携・活用)を推進する統合化プロジェクトです。近年では、地域連携システムの実現に役立つ仕組みや、ベッドサイドや手術室などに導入する情報システム、モーバイル端末での医療情報の取り扱い、など対象範囲が広がっています。日本では、医用画像の媒体経由の交換方法、地域医療連携における情報連携基盤技術仕様など4統合プロファイルが、医療情報標準化推進協議会(HELICS協議会)の指針となり、さらに厚労省標準規格として採択されています。

本チュートリアルでは、IHEの概要をやさしく解説した後、注目されているIHE統合プロファイル(業務シナリオ)や最新の動向について解説します。内容は、1.IHE活動の概要、2.FHIR Plugathon(FHIRの接続ワークショップ)、3.放射線治療分野の動向、4.PCD分野の動向、5.コネクタソンシールの意義、6.IHE認定技術者の役割とその試験について解説します。

医療情報システムの利用者だけでなく、システムを販売するメーカーの営業や業務担当の方も対象としていますので、ぜひご参加ください。

チュートリアルA-5

開催日時 2025年11月12日(水) 13時50分 ~ 15時50分 ※受付開始13時20分
開催会場 F会場(アクリエひめじ 4階 407) ※シアター形式
オーガナイザー 竹之内 恵里
主催団体 
(オーガナイザー所属)
SS-MIX普及推進コンソーシアム
テーマ SS-MIX2初級編
座長 岩津 聖二(SS-MIX普及推進コンソーシアム)
演者 岩津 聖二(SS-MIX普及推進コンソーシアム)
木村 通男(川崎医療福祉大学)
竹之内 喜代輝(SS-MIX普及推進コンソーシアム)
山下 貴範(九州大学病院)
参加申込方法 当日 および ポイント希望者は事前登録
事前参加申込URL http://www.ss-mix.org/cons/info_top.html
参加費 無料
医療情報技師ポイント 有(1ポイント)
概要 SS-MIX2 は、その基盤となった「静岡県版電子カルテ」が平成18年に開始されてから、今年で19年目にあたります。昨年3月に実施した調査によれば、SS-MIX2ストレージにデータが出力されている病院は1230施設、SS-MIXストレージ導入1722施設、患者基本のみ1663施設、処方・検体検査を含む1230施設、拡張ストレージ導入1059施設、合計1722施設でした。
SS-MIX2 ストレージの普及は急速に進んでおり、そのデータを利活用することが急務となっていると考えられます。そこで、今回のチュートリアルでは従来のSS-MIX2の技術的な基礎の解説に加えて、医療施設の先生方より実際の利活用ついてのご発表をお願いすることと致しました。

1.「SS-MIX2の最新の普及状況(調査結果)について」
  木村 通男 先生 川崎医療福祉大学

2.「SS-MIX2 初級編」
 竹之内 喜代輝 先生 SS-MIX 普及推進コンソーシアム事務局

3.「リアルワールド基盤としてのSS-MIX2の経験知」
 山下 貴範 先生  九州大学病院

今後、SS-MIX2 ストレージをどのように利活用したらよいかご検討いただいている医療施設の方々に、是非、ご参加いただきたいと考えております。

参加をご希望される方はすべて事前申し込みです。SS-MIX 普及推進コンソーシアムのホームページの「インフォメーション」に申し込み方法を記載しています。

チュートリアルA-6

開催日時 2025年11月12日(水) 13時50分 ~ 15時20分 ※受付開始13時20分
開催会場 H会場(アクリエひめじ 4階 409) ※シアター形式
オーガナイザー 稲場 彩紀
主催団体 
(オーガナイザー所属)
GS1ヘルスケアジャパン協議会
テーマ 基礎からまるわかり!GS1標準バーコードの活用 医薬品編
座長 折井 孝男(東京医療保健大学大学院)
植村 康一(GS1ヘルスケアジャパン協議会)
演者 和田 陽奈(GS1ヘルスケアジャパン協議会)
伴野 靖奈(奈良県立医科大学附属病院 薬剤部)
池田 和之(奈良県立医科大学附属病院 薬剤部)
参加申込方法 当日登録
事前参加申込URL  
参加費 無料
医療情報技師ポイント 有(1ポイント)
概要 【要旨】
本邦においては、全ての医療用医薬品や医療機器等に、製品を識別するためのGS1バーコードが表示されている。このGS1バーコードは国際的に標準化されたバーコードであり、2019年の改正薬機法に基づき販売包装へは表示が義務となっている。販売包装以外にも、医療現場での利用を考慮して、医療用医薬品であればPTPシートやアンプル、バイアルなどの調剤包装、医療機器であれば個装や機器本体などへも表示が進められている。GS1バーコードを医療現場で読み取り、活用することで、業務効率化と同時に、取り違え事故防止やトレーサビリティの確保等、さまざまな効果が期待できる。

医薬品については、市販されている薬科機器などでも、GS1バーコードが活用できる環境が徐々に広がっており、導入しやすい状況になっている。しかし、医療機関によっては、実務者レベルではGS1バーコードの仕組みや活用の意義などがよくわからないまま利用されていたり、一部の業務における限定的な活用にとどまっていたりするケースもみられる。これらを踏まえると、あらゆる医療機関でGS1バーコード活用のポテンシャルが十分に理解・発揮されるには未だ道のり半ばであるといえる。

本チュートリアルでは、医薬品のGS1バーコードのより有効な利用の浸透を目指し、GS1バーコードおよびその技術仕様に関する基本的な解説から、薬剤部における具体的な導入例や、全国的なGS1バーコードの利用状況、今後に向けた課題の紹介などを行う。医薬品のGS1バーコードの活用について、初歩的な内容から最近の動向まで網羅的に知る機会として、医療情報システムや薬剤部・薬局の関係者、ならびに医療安全に強い意識を持つ方々など、是非とも多くの方にご参加いただきたい。

チュートリアルA-7

開催日時 2025年11月12日(水) 13時50分 ~ 15時50分 ※受付開始13時20分
開催会場 I会場(アクリエひめじ 4階 メインスタジオ) ※シアター形式
オーガナイザー 橋本 智広
主催団体 
(オーガナイザー所属)
CISSMED/大津赤十字病院
テーマ ハンズオンで学ぶデータバックアップの勘所-基礎を理解して診療業務に役立てる
座長 大谷 俊介(CISSMED/千葉中央メディカルセンター)
岡田 謙二郎(CISSMED/武蔵野赤十字病院)
演者 宮内 雄太(CISSMED/金融ISAC)
谷川 琢海(CISSMED/北海道科学大学)
門田 陽介(CISSMED/滋賀医科大学)
新橋 尚慶(CISSMED/日本医科大学千葉北総病院)
工藤 唯(CISSMED/つがる総合病院)
佐藤 翔太(CISSMED/北見赤十字病院)
内田 和将(CISSMED/静岡県立総合病院)
橋本 智広(CISSMED/大津赤十字病院)
参加申込方法 事前登録
事前参加申込URL https://forms.office.com/r/pHzs5PFfBa
参加費 無料
医療情報技師ポイント 有(1ポイント申請予定)
概要 医療機関におけるデータ管理は、患者安全と診療継続性の観点から極めて重要です。システム障害やデータ損失が発生した際、迅速かつ確実な復旧が求められますが、多くの医療現場担当者にとって、データバックアップと復旧の技術的理解は容易ではありません。
本チュートリアルでは、オープンソースデータベースであるPostgreSQLを活用し、データバックアップから復旧までの基本的なプロセスを実践的に学びます。参加者はテストデータを用いたハンズオン形式で、バックアップ作成からデータ復旧作業までの一連の流れを体験していきます。
特に医療情報システムにおける重要な考慮点として、(1)業務継続性を確保するバックアップスケジュールの設計、(2)データ整合性の検証方法、(3)障害発生時の迅速な対応手順について解説します。また、リカバリが技術的に困難な状況や時間的制約がある場合に備え、別の機器や紙帳票を用いた業務継続計画(BCP)の考え方や実装方法についても触れます。
本チュートリアルはデータベースの専門家ではなく、医療現場で情報システム管理に携わる担当者を主な対象としています。技術的な詳細よりも実務での応用に重点を置き、参加者が自施設のバックアップ体制を見直し、改善するための実践的知識を提供します。災害や予期せぬシステム障害に備え、患者データを守るためのスキルを、基礎から丁寧に学ぶ機会となります。
実際には、データベースに関する基本的な知識を講義したうえで、あらかじめ用意した仮想マシンでサンプルデータを用いてハンズオン演習を行い、医療機関でデータバックアップを行う際の留意点を説明していきます。ノートパソコンを使ってハンズオンを行いますので、当日はノートパソコンをご持参ください。詳細については、会期が近くなりましたら、お申し込みいただいた方にご案内いたします。

チュートリアルA-8

開催日時 2025年11月12日(水) 16時00分 ~ 18時00分 ※受付開始15時30分
開催会場 D会場(アクリエひめじ 4階 401~403) ※シアター形式
オーガナイザー 本多 正幸
主催団体 
(オーガナイザー所属)
SDMコンソーシアム
テーマ 医療情報システム更新時におけるDWH移行の課題と対策
座長 本多 正幸(千葉大学)
近藤 博史(協立記念病院)
演者 鈴木 英夫(SDMコンソーシアム)
山ノ内 祥訓(熊本大学)
内村 祐之(東京科学大学)
参加申込方法 当日登録
事前参加申込URL  
参加費 無料
医療情報技師ポイント 有(1ポイント)
概要 [背景]医療従事者が入力、あるいは選択した診療データは、医療機関として管理および保全が義務付けられているが、DB構造をユーザーへ非公開にしている医療情報システム・ベンダーもあるため、データの保全と管理をベンダーまかせにしているのが現状である。また医療情報システムの更新においては、ベンダー独自の構造を持つデータ間での移行が行われるため、情報のロストが発生する。またデータ移行に関しては、通常ユーザーを介さずにベンダー間で実施されるため、ユーザーは、どのデータが移行されなかったかさえ把握できていないことが多い。この診療データを保全するため、データの発生時に医療情報システム・ベンダーとは異なるDBへ保存するDWHを導入するユーザーが増えている。このDWHは、情報の保全や二次利用のためだけではなく、データ移行にも利用できるメリットがある。
[DWHの種類と課題]DWHには、ベンダー独自のDB構造を持つタイプ、主に保存を目的としてSQLでの汎用検索が困難なタイプ、SDMのように公開された共通データモデルを持つタイプなど多種多様に存在する。それぞれメリット・デメリットがあるが、DWH自体の更新時には、データ移行だけではなく、DWHを用いた二次利用アプリケーションの移行を行なう必要がある。DWHが対象とする診療データや、二次利用アプリケーションが増加すれば、それだけDWH自体の移行コストが増大し、ユーザーにとって大きな負担となる、
[目標]本チュートリアルでは、共通データモデルを導入し、医療情報システムのベンダーの移行において、DWHアプリケーションの更新が不要になった事例などを紹介し、DWH導入を検討中のユーザーに、DWHの投資対効果や移行コスト軽減の方法を習得してもらうことを目標としている。

チュートリアルA-9

開催日時 2025年11月12日(水) 16時00分 ~ 18時00分 ※受付開始15時30分
開催会場 F会場(アクリエひめじ 4階 407) ※シアター形式
オーガナイザー 松本 武浩
主催団体 
(オーガナイザー所属)
日本医療情報学会研修企画委員会
テーマ データ活用のすすめ ―ゼロから始めるデータ活用―
座長 松本 武浩(日本医療情報学会研修企画委員会)
演者 鳥飼 幸太(群馬大学医学部附属病院 医療情報部)
野口 怜(東京理科大学 経営学部 ビジネスエコノミクス学科)
参加申込方法 当日・事前登録
事前参加申込URL https://sites.google.com/view/jamikensyu
参加費 無料
医療情報技師ポイント 有(1ポイント)
概要 働き方改革やDXの推進というなかでは、医療情報システムのデータを活用することが求められている。
すでに、内部利用や地域連携などでデータのインターフェースも増加している。
そこで、安価にかつ自らが簡単に取り組める方法を中心に活用の方法を紹介し、データの活用の構築を目指す。
今回は、オープンソースやフリーソフトなどの題材を中心に、すぐにでも始められる環境の構築から、データ連携の方法及びデータ活用のためのデータベースの操縦を中心とした実際に活用できる方法を解説する。
本セミナー後も、自らが継続的に活用できるように、構築から活用を説明する。
実際の病院情報システムからのデータの取り込みとして、CSVデータからの取り込みやDB連携からデータを構築するところから、データを活用するためのデータベース活用を行うための構成、さらに活用のための手法について解説する。
セミナーを聞きながらやセミナー後に自習できるように、簡単に入手できる環境と題材の見本として解説を進める。

チュートリアルA-10

開催日時 2025年11月12日(水) 16時00分 ~ 18時00分 ※受付開始15時30分
開催会場 I会場(アクリエひめじ 4階 メインスタジオ) ※シアター形式
オーガナイザー 小林 慎治
主催団体 
(オーガナイザー所属)
特定非営利活動法人日本openEHR協会
テーマ openEHR/ISO13606入門
座長 小林 慎治(特定非営利活動法人日本openEHR協会)
演者 小林 慎治(特定非営利活動法人日本openEHR協会)
参加申込方法 事前登録
事前参加申込URL https://openehr.connpass.com/
参加費 無料
医療情報技師ポイント
概要 ISO 13606規格とその開発母体であるopenEHR仕様は高い柔軟性を持ち、豊富な臨床概念モデルを提示しデータの標準化を推進している。
このチュートリアルでは、まず、HL7 FHIRやCDAにも影響を与えたopenEHRの概念モデル設計について解説する。次にその実装事例としてEHRbaseとその応用をについて紹介する。最期に、モデル駆動型開発の実例として、openEHRの実装について解説を行う。

チュートリアルB-1

開催日時 2025年11月12日(水) 10時00分 ~ 12時00分 ※受付開始9時30分
開催会場 I会場(アクリエひめじ 4階 メインスタジオ) ※シアター形式
オーガナイザー 土屋 喬義
主催団体 
(オーガナイザー所属)
一般社団法人日本Mテクノロジー学会
テーマ IPCI(In-Process Clinical Intelligence)を1からハンズオン
座長 土屋 喬義(土屋小児病院)
鈴木 隆弘(千葉大学医学部附属病院 企画情報部)
演者 鳥飼 幸太(群馬大学医学部附属病院 医療情報部)
山ノ内 祥訓(熊本大学病院 総合臨床研究部)
土井 俊祐(千葉大学医学部附属病院 企画情報部)
木村 倫人(千葉大学医学部附属病院 病院長企画室)
参加申込方法 当日・事前登録
事前参加申込URL https://forms.gle/twecrFiKBoJEQYCdA
参加費 有料(2,000円)
医療情報技師ポイント 有(1ポイント)
概要 現代的なアプリケーション開発では仮想化やコンテナ化技術を駆使し、サービスインまでの時間および工数を短縮する手法が定着している。Mテクノロジー学会ではいち早くREST通信、フロー型プログラミングNode-RED、PostgreSQLなどを含む医療Webサーバ(仮想マシン)であるIPCI(In-Process Clinical Intelligence)を継続的に開発し提供している。IPCIは「持ち帰ってすぐに使える」をコンセプトとしている。本チュートリアルは仮想マシンやRESTなどのWebテクノロジーを学びたい初学者向けに、IPCIの構成、機能ならびにWebサーバやデータベースサーバ、FHIRサーバとしての使い方についてハンズオンを行う。本チュートリアルでは仮想マシンのダウンロード、ChatGPTのAPIキー取得、WindowsまたはLinuxを搭載したノートPC持参などの事前準備が必要である。

チュートリアルB-2

開催日時 2025年11月12日(水) 16時00分 ~ 17時30分 ※受付開始15時30分
開催会場 H会場(アクリエひめじ 4階 409) ※シアター形式
オーガナイザー 藤田 卓仙
主催団体 
(オーガナイザー所属)
筑波大学
テーマ PHRデータの活用促進に向けた課題と民間事業者の取組み(仮)
座長 藤田 卓仙(筑波大学 )
鹿妻 洋之(PHRサービス事業協会)
演者 藤田 卓仙(筑波大学)
明石 順子(経済産業省 ヘルスケア産業課)
鹿妻 洋之(PHRサービス事業協会)
井上 真夢(日本医療ベンチャー協会)
丹野 恒平(PHRサービス事業協会)
参加申込方法 当日・事前登録
事前参加申込URL https://forms.gle/f8SwZTkfHcT32Gsd9
参加費 無料
医療情報技師ポイント
概要 ●個人の健康医療情報の蓄積先として期待されているPHRであるが、医療機関関連の用途は医療機関側からの情報受領ツールとしての側面が強く、通院に際して患者が自ら記録したデータを医療機関に対して提供するという用途での活用は充分とは言いがたい。
●この背景として、ライフログに代表される患者自身が入力する情報が信用できるかという問題に加え、その用途や限界についてコンセンサスが不十分であること、そして民間側の取り組みについて十分理解が得られていないことも一因と考えられる。
●本チュートリアルでは、民間サービスと医療ユースケースに関連する政策を行政より説明いただく。
●ついで、主として民間事業者側の視点から、医療機関等でのデータ活用促進に向けた基本的課題認識や、検討状況について説明するとともに、PHRの普及後に発生が予想される課題について触れる。
●最後に、民間企業による各種実例について、企業による紹介を行うとともに、社会実装上において解決すべき事項の総合討論を行いたい。

●チュートリアル構成
1.本チュートリアルの企画趣旨について
2.PHR民間サービスと医療ユースケースにおける経産省の取り組み
3.民間PHR事業者団体の課題認識と取り組み
4.医療機関への情報提示事例1(日本医療ベンチャー協会)
5.医療機関への情報提示事例2(PHRサービス事業協会)
6.総合討論